特発性部分てんかん

特発性部分てんかん とっぱつせいぶぶんてんかん

小児において年齢に関連して起こるてんかんです。

特発性部分てんかんの種類

種類 発症時期 特徴
中心・側頭部に棘波をもつ良性小児てんかん(良性ローランドてんかん)

生後18ヵ月〜13歳 生後18ヵ月〜13歳(平均7歳)に発症します。入眠直後に顔面の片側けいれん、 口周囲の異常知覚、発語停止、ほほの収縮、過剰のよだれなどの症状(部分てんかん)が現れます。
二次性全般化がみられることもあります。思春期までに発作は消失し、一般に再発することはありません。
良性後頭葉てんかん

学童期後半 視野が暗くなったり、輝く点が見えたり、錯覚、幻覚などの目の症状から始まるてんかんです。
これは遅発型(ガストー型:Gastaut型)後頭葉てんかんと呼ばれ、学童期後半に好発します。
その他に早発型(パナエトポラス型:Panayiotopoulos型)と呼ばれる幼児期の好発するものがあり、この場合には嘔吐や吐き気から発作が始まります。

2020年04月07日 原稿作成:比嘉みちよ

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